gandharva

生命を感じてほしい

テンプレートに守られている自分が好きだった

ほんの二年ほど前まで、前髪ぱっつんロングをせっせと巻いて、毎日のようにアンクのワンピースを着て、マイメロのバッグを持って、10センチヒールを履いて出かけていた。 当時のわたしにとってそれは制服で、ライブに行けば同じような人がそれなりにいた。バンギャルにおけるテンプレートのひとつだったのだと思う。そのテンプレートに身を包んでいると守られている感じがしたし、つまらない世の中なんてぶちのめせると思っていた。

 

今はテンプレートがない。髪は短くなったし服装も反動が大きかったのかシンプルになり過ぎた。防御力がうんと低くなった気がする。 外国人に憧れてみたり、ライフスタイルを模索したり、それはやはりテンプレートが欲しいのかもしれない。何者でもない自分に自信を持てないから、枠にはまって楽になりたいのかもしれない。

 

でも、憧れることは大事だと思う。良いと思ったものは真似する。それで生活が充実していくならばそれは自分の一部になっていくのだろう。

 

しっくりくるテンプレートはまだ見つからないけど、外枠を固めていたら内側から少しずつ柔らかいものが出来上がっていくような、そんな予感はしている。